職人の一言日記 2021年 2月
2021年 2月28日 日曜日
杉
中間の大正ロマン邸では、杉を加工して階段板の造作を始めました!
杉は古来から建築物の重要な木材として重宝され、
年輪も冬目と夏目がくっきりと現れますので美しい木肌をしています。
また、杉の独特な香りの良さを利用して作った杉樽で日本酒に香りをつけることがあり、
このお酒のことを樽酒といいます。
おめでたい時の縁起の良い樽酒ですね!
この樽酒とは日本酒を杉やヒノキの樽に入れて木の香りをつけたもので
天候や温度によって2日から14日間程で出来上がるそうです。
木の香りのお酒も飲みたいな〜と思っても、普段は樽酒を飲む機会がありませんが
実は一旦樽に詰めて木の香りをつけてから瓶詰したものが酒屋さんでも売られているのですよ!
「樽酒」という名称が付いているものが多く、様々な酒造メーカーさんから発売されていますので、
家飲みが多い今だけのちょっとした贅沢を感じることができるかもしれません
2021年 2月27日 土曜日
破風
中間の大正ロマン邸の外部では、破風と軒裏塗り工事を進めています!
雨風が入ってくるのを防ぎ、火が屋根にいかないようにする役割りを持つ破風。
それと同時に昔から装飾的な意味合いも強く持ち合わせています。
こちらの大正浪漫邸では家に合った伝統色を調合しながら、
昔からそこにあったかのようにすっぽりと納めていきたいと思います。
2021年 2月26日 金曜日
木造作
中間の大正ロマン邸の内部では引き続き建具の枠の取付工事を進めており、
少〜しずつですが和室の雰囲気も感じられるようになってきました!
また、吹抜けの木壁張り工事にも入りましたので、
家中から木の香りが生まれだす空間にもなりつつあり、
これからずっと木の香りの効能に施主ご家族が包まれるように
木でぐるりと囲んでまいります。
また、和室では鴨居と柱の仕口(しくち)刻み作業を始めました。
これは鴨居が納まる相手側の柱を加工する作業のことで、
一本一本違ってくる経年による木の癖を予測しながら、気温や湿度などで木が痩せても
隙間や空洞が出ないように彫り込みながら柱に差して接合していきます。
細かすぎる箇所になりますが、熟した手作業の痕跡を残させていただこうと思います!
2021年 2月25日 木曜日
虫籠格子(むしこごうし)
中間の大正ロマン邸では内部の造作を進めながら外壁の創作の準備にも入っています!
この虫籠格子(むしこごうし)は、昔の一部の裕福な商家などで築かれていた格子状の窓のことで、
中二階部分に採光と風通しのために設けられたものですが、
小倉城や武家屋敷などでも同じような竪(たて)格子の窓を見ることができますよね!
この竪(たて)格子は城郭建築や武家屋敷では、武者窓・
武家窓・連子窓(れんじまど)と呼ばれ、
その役割は明りとりだけではなく敵の動きを見張る物見の役目や防犯や監視、
また狭間(さま) ↓ のような弓や火縄銃を撃つ開口部のようにも使用され、
攻めてくる敵を迎え撃つという攻撃の役割も担っていた竪格子になります。
それぞれの格子窓の役割りは違っても先人たちの知恵と原点を学びながら、
端正な景観を築いていきたいと思います。
2021年 2月24日 水曜日
和室書院
中間の大正ロマン邸の内部では、吹抜け部分の塗り壁下地工事に入りました。
中央に立つ大黒柱も貫録を増してきました。
家を守り支えるためにそびえ立つこの大黒柱は、京都府制定の歴史と格式ある北山杉。
この大黒柱と共に天井の大曲がり丸太が生み出してくれる和の風格が、
ゆったりとした心地良い刺激を与えてくれることと思います。
また、和室書院の障子の枠付け工事も始めています。
日本が誇る和風の原点となった書院造。
伝統的な書院造をベースにして、
家の中でも四季を待ち、自然を感じることができるような和室書院に仕上げてまいります!
2021年 2月23日 火曜日
内装建具
朝から春の風ただよう暖かな祝日になりました
過ごしやすい陽気の中、倉庫で加工が終わった建具を梱包材や毛布でくるみまして、
中間の大正ロマン邸へ搬入を始めました!
建具の枠付け工事にも入りましたが、独特な細工や創作を施した建具になりますので、
建具の機嫌を見ながら微調整を繰り返して、
現代の建具に求められている機能性にも沿った創意工夫で仕上げさせていただきます!
2021年 2月22日 月曜日
蔵戸
中間の大正ロマン邸では、玄関に設置する蔵戸の枠の塗装工事を始めました!
厳格な蔵戸の雰囲気を壊さぬよう、日本文化特有の伝統色を意識しながら再現したいと思います。
また、久〜しぶりに小倉南区彫刻邸のユイカちゃんとハルト君が、
近くを通ったからと立ち寄ってくれました〜!
来月一才を迎えるハルト君も体重が10kgを超えまして元気いっぱいです!
みんなが外出できるようになったらまた遊びに行くからヨロシクね〜
2021年 2月21日 日曜日
破風
2月とは思えぬポカポカ陽気が昨日から続いていますが、
中間の大正ロマン邸の車庫では破風と軒裏塗り工事を進めていました!
破風とは妻側の屋根の端部分のことで↓
破風という名前のとおり、風を破り打ち勝って、雨風が屋根の中へ進入するのを防ぎます。
昔から火災時に屋根にまで火が回らないようにという防火の役目もあり、
伝統的な城や寺院などには、装飾や彫刻を施した破風が見ることができます。
また、茅葺き屋根の破風にも品の良い装飾が見られるなど、
昔から破風がいかに重要な役割を果たしていたのかが分かります!
2021年 2月20日 土曜日
外壁準備
中間の大正ロマン邸では、いよいよ本格的な壁塗りや創作に入るために、
足場の設置工事をおこないました!
施主様はもちろん、私共も納得のいくまでしつこく壁と向き合って創作を進めていきます!
また、現代の住みやすさと共に昔ながらの雰囲気を共存させるビルトインガレージも、
破風や軒裏塗り工事に入りましたので、外壁と同じ創作を施してまいります!
リビングから車も見えて、行き来も直になるインナーガレージになりますので、
毎日の出勤や帰宅、買い物袋もドッサー!とおろしていただきまして、
日々のそのようなちょっとした負担のチリ積もを軽減していただければと思います!
2021年 2月19日 金曜日
瓦
中間の大正ロマン邸では内部の作業も進んでいますが、
瓦の工事も終わりましたので、養生に入りました!
瓦は日本家屋には欠かせない屋根材ですが、
世界最古の瓦は約3400年前に建てられたギリシャの初期青銅器時代のものと考えられており、
中国でも約3100年前には瓦の存在が確認されています。
その瓦が日本で確認されたのは約1433年前の西暦588年とされており、
百済から仏教と共に4人の瓦博士が渡来して、飛鳥寺で初めて使用されたと言われています。
それぞれの国の文化や宗教なども絡み合い、世界中でその国独特な形の瓦が存在しますので、
いつも当たり前のように眺めていた様々な建物の屋根瓦も
少〜し違った目で見ると面白く感じていただけるかも知れません!
2021年 2月18日 木曜日
内部作業
中間の大正ロマン邸では、昨日から和室の敷居鴨居の塗装を始めました。
和室に合う大正レトロな敷居鴨居の塗装を施し、
ぬくもりのある昔ながらの雰囲気になるよう仕上げてまいります!
また、寝室やすずちゃんの子供部屋では壁張りも進めていますので、
木の生命力のパワーを自然と感じ取っていただける造りにしたいと思います!
しかし今日はそのような作業中でも、思わず「さぶっ」と言ってしまうほどの寒さでしたね〜
明日からは暖かくなり気温差が20℃近いところもあるそうですので
しっかりと順応しながら新しい季節を待ちたいと思います!
2021年 2月17日 水曜日
虫籠格子
中間の大正ロマン邸では、一番上側の虫籠格子(むしこごうし)の初お披露目になります!
江戸期から「町人は武士を見下ろすべからず」という厳しい法度のもと、
二階建ての家は建てられない状況が続いていましたが、
裕福な商家などが屋根裏を物置として活用するなどしてきたことで
採光と風通しのために格子状に設けられた窓のことになります。
そして外壁は、塗壁前のシーラー塗り工事に入りました!
シーラー(seal)とは「シールする・接着する・覆い隠す・塞ぐ」という英語が語源で、
塗装工事における下塗りにあたる作業のことになります。
一般的には「下塗り・中塗り・上塗り」と3度に渡って塗り重ね、
最初におこなう下塗りのことをシーラー塗装といいます。
シーラー塗装は、下地と中・上塗り塗膜との密着性を高めながらも、
上に塗る塗料の過度な吸い込みを抑え、塗装面を補強し耐久性を高める役割りがありますので
大事な下地作業のことになります。
また、内部では納戸の壁のレッドウッド張りも始め、
二階の窓手摺りも仕上がりました!
あとは家の雰囲気に合うような塗装を施して完成となります!
2021年 2月16日 火曜日
丸太
中間の大正ロマン邸では吹き抜けの天井張り工事にも入り、
一階から見上げると圧巻の吹き抜けになっております!
新たに輝く場所として施主様のもとにやってきた癖の強い丸太が、
どっしりとした迫力と貫録を放ちながら家を支え始めています。
その丸太と共にご家族を上から守っていく天井には、
先日から加工を進めていた無節の杉を張っていきます。
無節の杉はこれまでたいへんな手間と人の手をかけられて出来上がったものですので、
その分これから先は杉の経年美をず〜っと魅せてくれることと思います。
また、二階の寝室の天井にはすずちゃんの部屋と同じく、
国産の楢(なら)の木を張っていくことになりました!
この張り方は「乱尺張り」と言いまして、一枚一枚ランダムに張っていくことで、
木のつなぎ目が一枚ごとに明瞭になり、独立した木の印象を表現することができます。
また、楢(なら)の木のように木目が特徴的な木を使うことでもより豊かな表情になりますので、
粘り強さが際立つ楢の木の雰囲気をいっそう引き立てくれると思います!
2021年 2月15日 月曜日
欄干(らんかん)
倉庫の作業場では、中間の大正ロマン邸の二階に設置する「窓手すり」の創作を進めています!
ゆっくりと腰掛けて、肘をついてくつろげるような頑丈な欄干に仕上げるために、
昔ながらの細かい手作業でおこなっています。
接合部分も釘ではなく木を差し込んで固定しますので、木材と共に伸縮させることが出来ます。
これにより木と木がしっかりと固定され歪みも少なくなります。
少しでも当時の外観に近付けるような美しい仕上りにしていきたいと思います!
2021年 2月14日 日曜日
天井張り
中間の大正ロマン邸の和室では、引き続き天井の網代張りを進めていましたので、
なかなかの雰囲気を放つ天井になってきました。
天井装飾のような完成に向け、ここだけの独特な和室に仕上げてまいります!
また、サッシの搬入も始まりましたので
外部の窓養生をしっかりおこないまして、
外部の造作や大正浪漫を感じさせるような外壁創作の準備を整えてまいります!
2021年 2月13日 土曜日
楢(なら)の木
中間の大正ロマン邸では、各部屋の天井張り工事に入っていまして、
可愛いすずちゃんの子供部屋には、国産の楢(なら)の木を使用することになりました!
楢の木とは世界各国で「キング・オブ・ザ・フォレスト(森の王様)」と呼ばれる木で、
他の樹種を寄せつけない圧倒的な生命力で豊かな森林を形成する木です。
進化した繊維構造組織を兼ね備えている木とされ、
豊かな森林の仕上げに生える大トリの役目を担っている木と言われています。
その中でも日本産の楢は「ジャパニーズオーク」として高値で取引され、
特に北海道産の楢は最高級の珍重とされ世界一の高値でも取引されました。
昔から酒樽の最上適材としても使用されていますが、現在でも楢の木を入手できない国も多く、
欧州や北米から中古の樽を輸入して再利用しているとのことです。
楢の木の特徴としては、樹齢100〜300年かけて丈夫な木質と美しい木目を形成し、
長年にわたり成長しただけあって水分を多く含みますので木材として使えるようになるまでは
乾燥と保管方法にはかなりの手間と時間がかかります。
木質は固く重厚ですが、粘りも強く構造組織上からも「曲げ木と言えば楢!」と言われるように
曲げ木加工などには欠かせないほどの洗練された存在感を醸し出してくれます。
年輪も細かく繊細な色味ですが、時間の経過とともにゆっくりと明るさが劣化し、
大正時代のように少し朽ちたような落ち着いた褐色に変化してくれることと思います!
2021年 2月12日 金曜日
網代張り(あじろばり)
中間の大正ロマン邸では内部の天井張り工事を進めていますが、
和室の天井には網代張りを施していくことになりました!
先日からのこの急ピッチの作業は ↓
網代張りに使うために木のタイルを仕上げるためでした!
このような創作は決まり事のデザインではなく、
実際に家を建てながらしか気付けない部分がとても多いです。
全体の雰囲気やまとまり方、またその景色を取り込むための光の流れなどは
現場でしか発見することができません。
より良い仕上がりになるよう、一枚一枚貼り合せて網代張りを施してまいります!
2021年 2月11日 木曜日
加工作業
中間の大正ロマン邸では、創作や造作のための加工作業に入っております!
無二の和室天井に仕上げるための木材加工を進めながら
二階の「窓手すり」の加工も進めています。
二階の「窓手すり」とはイメージ的にはこのような形のことで、
時代劇ドラマのように、二階の窓に座って手すりに肘を付いて
周りを見渡しながら下を歩いてる人と楽しく言葉を交わす、という感じです!
このような窓は「肘掛け窓」や「腰高窓」と言われ、
手すりのことは欄干(らんかん)と呼ばれることもあります。
ここから人の流れや町の動向を知ったり情報を得たりと、
家に居ながらも今でいうテレビやネットの役割りも担っていたとのことです。
二階の窓からどのような外景を眺めていたのかを想像しながら、
木のぬくもりのある窓手すりに仕上げたいと思います。
2021年 2月 10日 水曜日
窓
中間の大正ロマン邸では内部の作業も進んでおりまして、
ユニットバス工事にも入り、
内装のほうもキッチンダイニングの天井張りや
和室の天井張り工事も進めています!
こちらの和室の天井も面白い造作にしていきますので、
形が見えてくるまでもう少しお待ちください!
そしてようやく姿を現わしてきたのが二階部分の虫籠格子(むしこごうし)です!
コツコツと造形などをしておりまして、
写真には写っていませんがもう一段上にも大きな虫籠格子を造形しています。
虫籠格子(むしこごうし)とは、蒸子窓・虫篭窓・虫子窓と書かれることもあり、
竹を編んで作った蒸子(むしこ)や蒸籠に似ているからとも、虫籠に似ているからとも言われています。
この虫籠格子は、江戸時代中期頃から町家建築の中二階部分に
採光と風通しのために格子状に設けられた窓のことになります。
当時は「町人が武士を見下ろさず!」という厳しい禁制があり、
二階建ての家を建てることは許されるものではなかったとのことです。
そこで貯えのある商家などは屋根裏を物置として使用することで徐々に立上りが高くなり、
そのため明かりとりや換気のための窓が必要不可欠になり、そこから虫籠格子が生まれたそうです。
虫籠格子の形は、江戸時代中期から後期、明治、大正期と徐々に高さも大きくなっていき、
現存する古民家もその虫籠格子の形から建築年代がある程度判るとも言われています。
先日の卯建(うだつ)などの造りと並んで、昔の風情を今に色濃く伝えてくれる伝統の窓を
大切にしていきたいと思います。
2021年 2月 9日 火曜日
今日は何の日?
中間の大正ロマン邸では、引き続き外部の下地作業を進めておりまして、
パテ作業が完了いたしました!
また、内部では鴨居と敷居の加工も終わりましたので、
造作の順を追って、しっかりと施工していきたいと思います!
そして今日 2/9は、ふく(ふぐ)の日とのことですよ〜!
下関で「ふく」と呼ばれることが多いのは、
「ふぐ」は不遇に通じ、「ふく」は福につながるから、とのことです。
良い響きですね〜
また、漢字で書くと「河豚」と書きますが、この語源は中国からとのことです。
丸々しているから?と思っていましたが、
中国では「豚」というのは褒め言葉として使われるもので、
揚子江などの河口に、高級で美味しい魚(フグ)がたくさん生息していたことから、
喜ばしいという意味で「河豚」という漢字が当てられるようになったそうです。
例年は恵比須神社で盛大に豊漁と航海安全を祈願する「ふくの日祈願祭」や
「ふくの日まつり」など様々な行事が行われていますが、
今年は新型コロナの影響で中止になってしまったとのことです。
早期収束とふぐ業界の発展を祈りつつ、
晴れてご近所の下関へお邪魔するのを楽しみに待ちたいと思います!
2021年 2月 8日 月曜日
ほんわか
ツイッターで見た山口県のこいしさん(@4comapic) 。
隣県で近所なので知っている奥様も多いと思いますが
「お父さんからのメッセージ」にほんわかしました
だから語尾(笑)
寝る前に静かにムフフと見るつもりが、たまに大爆笑するので困ってしまいます。
こいしさん(@4comapic) 、普段の生活も漫画にされているので楽しいですよ!
さて、各現場のほうも活気良く進んでおりますが、
これまで「茶屋の原の解体工事」として日記にあげていた現場名は
「総無垢の家・中の原」に変更させていただきます!
茶屋の原とは施主様の会社にあたり、
ちょうど一年前くらいから内装や倉庫の改修などをおこなっていた現場です。
(昨年2月) (昨年5月)
今回の解体工事はご自宅の中の原のほうになりますので
準備が整い次第、総無垢の木の家を建てさせていただきます!
現在は施主様の会社で擁壁作りを進めていただいておりますが、
こちらにはユッタリとした生活動線が人気の平屋の家を築かせていただきます。
平屋建ての家事効率の良さを活かし「アレをしなければ!コレもしなければ!」という、
言葉にはなんとも表現しがたい慌ただしさや緊張を少しでも軽減できるような、
贅沢とも感じとれる生活ができる家を作ってまいります。
2021年 2月 7日 日曜日
欄間
中間の大正ロマン邸では、和室に設ける欄間の段取りも始めました!
欄間とは天井と鴨居との間に設ける日本の建築様式の建具の一種になり、
、
採光と換気と装飾を目的として奈良時代から寺社建築において用いられた建具とも言われています。
それ以降は徐々に貴族の住宅建築にも用いられるようになり、
江戸時代には一般住宅にも採り入れられるようになりました。
部屋や廊下との境目に設けられ、障子・格子・透かし彫りなど
様々な彫刻を施した板をはめ込むことで、その家独特の雰囲気が生まれますので
和室の完成が楽しみであります!
また、井上と棟梁がまた何か新しい創作を始めたようで、
中年衆が少年のようにキラキラと輝いて作業しております!
ちょっと気持ち悪いかもですが、全ては施主様のアッ!と驚いてただくためですので
楽しみにお待ちください!
2021年 2月 6日 土曜日
外構
小倉のスマート邸では外構工事も始まり、
デッキ施工も進めておりました!
シェード式のデッキですので明るさを取り込みながらもリビングや洗濯物の目隠しにもなりますね
台風接近時などにはクルクルッとたぐり寄せておけば飛んでいく心配もないので安心です!
また、茶屋の原の現場では解体工事が完了し、
施主ご自身の会社にて、擁壁作りを始めていただきました!
家の着工まではしばらく時間をいただきますが、しっかりと準備を整えていきたいと思います!
2021年 2月 5日 金曜日
内外作業
中間の大正ロマン邸では、内部のセルロース断熱材の吹付け工事も進みまして、
外部では壁の下地作業を進めながら、
外部を装飾するための材木もどんどん搬入しております!
また、内部ではキッチンダイニングの天井板の加工も始め、
和室の敷居と鴨居の加工も進めています。
昔から目立たずとも大事な役目を静かに担ってきてくれた敷居鴨居ですが、
鴨居の上には欄間もはめ込んでいきますので、格式ある和室の顔になってくれると思います!
2021年 2月 4日 木曜日
蔵戸
中間の大正ロマン邸では徐々に創作を始めていますが、
今まで大事に現存されてきた蔵戸の可動に向け、再生修復作業を始めました!
蔵戸とは、昔から財力の証とも言われていた厳格な蔵の戸のことで、
財を守るために威厳を放っていたとされています。
これからもその蔵戸の佇まいを決して壊さず、次に引き継げるような再生修復を施し、
施主ご家族を守り包む玄関扉として今の令和時代に再可動してもらいたいと思います。
また、内部では天井板の加工も始めていますが、こちらは無節の杉になります!
無節の木を育てるには非常に人の手が必要になるのですが、
だからと言って手間をかければ必ず無節になるとも限らないということから、
昔から節を基準とした等級付けでは最上等級として珍重されてきたという歴史があります。
節が無い分、強度が高く水にも強いとされていますので、
これからのすずちゃんの成長と共に、ゆ〜ったりとした木の変化も刻んでいただければと思います。
2021年 2月 3日 水曜日
デッキ
小倉のスマート邸では、デッキの施工に入っております!
新たな空間のウッドデッキが家との動線をつなぎますので、
縁側感覚で外に出ていただければと思います。
干し物なども含め、少しでも家事の手間を軽減していただけるよう仕上げてまいります !
また、中間の大正ロマン邸ではセルロース断熱施工を進めながら内部の造作業にも入っており、
和室の象徴でもある敷居と鴨居の加工を始めています!
敷居と言えば昔から「敷居が高い」という慣用句がありますが、
最近では「あの高級店はちょっと敷居が高い・・」などと使われることが多くなってきましたが、
本来の伝統的な意味は「不義理・不面目なことなどがあって、その人の家に行きにくい」
という意味で使われる語とのことです。
また「卯達(うだつ)があがらない」というのも建築由来の言葉になり、
意味としては、地位や生活が良くならずパッとしないさまを表す時に使用しますが、
この卯達とは屋根に付いた小さな壁のことで、
隣家との境界に防火壁として取り付けられるものです。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Udatsu_Preservation.JPG)
昔からこの卯達を付けるのは大変高額だったため、
自分の財力をアピールする装飾的意味合いを込め、競い合うように造られるようになりました。
そのため、現在では生活や地位が良くならないという意味で使われるようになったようですね!
2021年 2月 2日 火曜日
節分
暦の上では春が始まるとされる 「立春」。
その前日にあたる節分の日を今年も新たな気持ちで迎えることができました。
明日から新しい季節が始まる節目の日となることから、
昔からこの日は邪気や悪いものを落とし、新しい年に幸運を呼び込むための様々な風習が
家風や家業や地域により少し形を変えながらしっかりと言い伝えられています。
見かけることが少なくなったと言われる節分の柊鰯 (ヒイラギイワシ)ですが、
結婚や転勤などにより広い地域に広がっていることもありますので、
けっこう目にすることができるのですよ!
この風習は、尖ったものや臭いものには魔除けの効果があるとされていることから、
焼いた鰯の頭を柊の枝に刺して玄関周りに取り付けて鬼が家に入ってこないようにするものです。
飾り場所がない場合は玄関横のプタンターに差し込んだり壁に立てかけたりと、
今でも家内を守るための習いとして大事に受け継がれています。
2021年 2月 1日 月曜日
2月
今日から2月の始まりですね〜
時期的には1月下旬から2月上旬までが一年の中で最も寒い時期とされていますが、
旧暦では2月の「立春」が一年の始まりでした。
そのため「立春」の前日を季節を分ける「節分」と称して豆まきをして
一年の穢れ(けがれ)を祓い清めるという風習が生まれるなど
寒いながらも希望の春を連想させてくれる2月となったとのことです。
また今年2021年の「立春」は124年ぶりに2/3と早まったため、
前日にあたる「節分」は明日2/2になるのですよ〜
ず〜っと2/3を節分としていましたので、なかなかピンときませんが、
これは暦と1年365日にズレが生じるために起る現象とのことで、
37年前には逆に「立春」が2/5に遅くズレたため「節分」は2/4だったそうです
先ほどのTVニュースでは、お店の方が例年使っていたPOPを2/2に手書きで変える様子が
流れていましたが、多少ズレたとしても旧暦での一年の始まりである2月を新た心持ちで
ありがたく迎えたいと思います
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