職人の一言日記 2021年 3月
2021年 3月31日 水曜日
創作
大正ロマン邸の土間では、引き続き漆喰シュクレの下地シーラー塗り工事を進めています。
最善の状態で漆喰を施せるよう、しっかりと下地処理をおこなってまいります!
また、先日運び入れた太鼓橋 用の松の丸太もようやく出番を迎え、
切り出し作業に入りました!
なにせ癖の強すぎる大曲がり松ですので、
職人も松もあっちゃこっちゃと体制を変えながらの切り出し作業となっておりまして、
太鼓橋の創作も松の機嫌をみながらの細かな作業になりますが、
手がかかるほど愛着が沸くものですので、創造力豊かな良いモノづくりを進めてまいります!
また、外部の焼杉張りや桟木(さんぎ)入れ工事も進んでいますので、
徐々に迫力ある姿が現れてきたように感じます。
すずちゃんも来てくれてありがとね〜
これからすずちゃんを守り包んでくれる家がどうやって変わっていくのか、
春休みの間にたくさん観察しようね!
2021年 3月30日 火曜日
桟木(さんぎ)
中間の現場では、焼杉の桟木(さんぎ)入れをおこなっています!
縦に取り付けている細長い木材が桟木で、これは焼杉を固定し補強するための木材になります。
桟木は壁だけでなく、瓦がずり落ちないように固定する「瓦桟木」や、
障子の欠点である破れを補強するための小さな枠を「障子の桟(さん)」とも言い、
様々な部分の補助桟や補強桟などを総称して「桟木」と呼ばれています。
また、焼杉の桟木入れは補強目的以外にも見た目がぐぐ〜っと引き締まり、
力強さを与えてくれますので、装飾的にも大事な作業になります。
桟木入れにより、また違う姿をご覧いただけると思いますのでもう少しお待ちください!
2021年 3月29日 月曜日
大曲がり松
中間の大正ロマン邸では、太鼓橋 の創作で使う大曲がりの松の丸太を
ようやく運び入れました!
ねじれるのが特徴の松の木を数十年かけ乾燥して仕上げていますので、
曲がった木を左右合わせながら組み上げるにはけっこう難しい技が必要になりますが、
それを創り上げる過程に奮起する井上と棟梁ですので、胸躍らせながらドッシリとした木組みで
ダイナミックな太鼓橋を創作してまいります!
また、吹き抜けの二階部分には漆喰(しっくい)を施す部分がありますので
そこには岡山県の漆喰シュクレを使用することになりました。
漆喰シュクレとは岡山県産の厳選された消石灰を主成分とした天然無機質の純国産漆喰で、
耐火性能や調湿機能はもちろんですが、空気浄化機能や静電気低減効果のある漆喰になります。
その漆喰シュクレの性能を高めるために、専用シーラーでの下地処理を始めています!
漆喰の質の良さは下地処理により大きく左右されることもありますので、
この専用シーラーでの下地処理をおこなうことによって漆喰シュクレの性能が発揮され、
しっかりと付着しながら本来の漆喰の穏やかさを現わすことができると思います。
下地処理後の本格的な漆喰シュクレの登場をもう少〜しだけお待ちください!
2021年 3月28日 日曜日
珪藻土(けいそうど)
中間の大正ロマン邸では、昨日で和室の珪藻土塗り工事が完了しております!
腰板の無節杉とも馴染みが良く、しっくりと収まってくれそうです。
こちらロマン邸の和室のように、木板を張らない部屋には珪藻土を施すことが多いのですが、
珪藻土は様々な表情を出すことが出来ます。
こちらは ↓ 門司の総無垢邸の和室。 こちらは ↓ 中間の彫刻邸の和室。
馬場山モデルの彫刻邸の和室 ↓ 鞍手の総無垢邸の和室 ↓
このように表現力豊かな珪藻土は優れた保温性と吸湿性があることから、
昔から建材として使用されてきました。
特に近年は自然素材への関心が高まってきたため、利用されることも多くなってきた壁材です。
この珪藻土とは植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、
調湿や消臭や省エネ作用が期待できる壁材になります。
漆喰の表面がツルツルなのに対して、珪藻土は「ゆず肌」と呼ばれる豊かな表情を見せてくれます。
また、耐火性と断熱性に優れているため保温材としても使われたり、
電気を通さない力もあることから絶縁体としても使用されている土になります。
その珪藻土に天然色素の食紅を加えて作っているのが各邸の和室の壁です!
ロマン邸でもまだまだこれからが本当の海松色(みるいろ)が生まれ出てくる時間ですので
楽しみに待ちたいと思います!
2021年 3月27日 土曜日
窓手すり
中間の大正ロマン邸では、二階の窓に設置する窓格子の塗装作業を始めました!
この「窓手すり」も日本ならではの歴史を現わす造作で、
「欄干(らんかん)」や「肘掛け窓」や「腰高窓」とも呼ばれ、
ゆ〜ったりと窓に腰掛けて、欄干に肘を付いて外を眺めくつろぐにはもってこいです!
(イメージ)
頑丈〜に作っていますので布団もどしどし干してあげて下さい!
2021年 3月26日 金曜日
土間
中間の現場では、外部の付け柱や付け桁工事を引き続き進めていまして、
内部の土間の付け柱工事もおこなっています!
伝統的仕様とされる土間も、この付け柱によってより魅力を増してくれると思いますので、
利便性の高いカフェスペースや家事スペースや通路としても、土間空間を大いに活用して下さい!
また、最近は直方市駅近辺へ土地の下見に行っていますが、
まだあちらこちらで桜が可憐な姿を見せてくれていますね〜
昨年に続き、今年も花見を楽しめる状況ではありませんでしたが、
それでも変わらず同じ場所で咲き誇ってくれる桜に「ありがとう」とさえ感じてしまいます。
せめて今年の夏休みは昨年とは違う子供達の笑い声を外で聞くことができるよう、
今を引き締めて過ごさなければと思います!
2021年 3月25日 木曜日
珪藻土
中間の大正ロマン邸では、和室に珪藻土を施しました!
独特な雰囲気の和室になりそうですね〜
この特徴のある色は、海松色(みるいろ)という伝統色になります。
海松色(みるいろ)とは、茶みを帯びた深いビロードのような色のことで、
海藻の海松(みる)のことを指しています。
公園文化WEB(https://www.midori-hanabunka.jp/)
この海松(みる)は朝廷にも献上されていたとのことで、
その名は万葉集の中でも度々詠まれており、色として定着するのは平安以後とされています。
幽玄でクールなその色調は「質実剛健(しつじつごうけん)」を旨とする鎌倉武士や室町時代の
文化人に深く親しまれ、広く愛好され続け、今に継承される伝統色になっています。
また、いくつにも枝分かれしながらも枝の先が揃っている形状も好まれ、
伝統色名になった他にも伝統的文様の海松文(みるもん)として文様化され、
月日荘(http://tukihiso-shop.com/)
平安時代から貴族の衣装に使われるようになり、
現代でも呉服の古典柄などにも引き継がれています。
いつも改めて思いますが、昔の人の美に対する研ぎ澄まされた色や形の感覚には
日々驚かされるばかりです。
これから珪藻土自身も風土に合った調整を進めながら、
時間をかけてしっかりと馴染みだす期間に入ります。
穏やかに地道に馴染んで変わっていこうとする今しか見ることの出来ない海松色(みるいろ)を
施主様と奥様と共に、しっかりと見守らせていただければと思います!
2021年 3月24日 水曜日
付け柱
中間の大正ロマン邸では、外壁に続きまして玄関ホールの付け柱工事にも入りました!
このアンティークな付け柱の装飾により、
大正時代の静かな家内の時間の流れを感じていただける空間に仕上げていきたいと思います。
また、和室ではネジや釘のパテ処理を始めました!
パテ処理とは、ネジや釘による凸凹や隙間や段差などをパテと呼ばれる粘土で埋める作業の事です。
その上から施すのが塗装の場合は特に膜が薄いので、
より平らにするために研磨などをおこないながら綺麗な塗装面に仕上げてまいります!
2021年 3月23日 火曜日
外壁創作
中間の大正ロマン邸!
ど〜ん! と既に貫録ささえ感じるようになってきました!
引き続き焼杉張りを進めながら付け柱と付け桁の工事も進めていきますので、
昔からここに建っていたような、重みを備えた力強さを表現していきたいと思います!
2021年 3月22日 月曜日
焼杉
中間の大正ロマン邸では、引き続き外壁の焼杉張り工事を進めています。
しっかり焼き込んだ炭化層は耐久性や耐候性に優れ、防虫や防腐の効果もありますので、
外部だけでなく焼杉の内側にある家本体をも守ってくれることになります。
これが遠い昔から日本家屋で焼杉がよく施されていた理由になります。
これから日が経つにつれ深い木目を現わし、渋さと味わいが増していきますので、
数十年先もゆ〜っくりのんびりと時を重ねていく経年美化を見守っていただければと思います!
2021年 3月21日 日曜日
付け柱
中間の現場では、外部の付け柱と付け桁の塗装作業を進めていましたので、
乾燥も順調に進んでいます!
これから本格的な外壁の装いにも入りますので、
ここだけの無二の家の顔を魅せれるよう施してまいります!
2021年 3月20日 土曜日
飾り桟(さん)
中間の大正ロマン邸では、玄関の天井に飾り桟を取り付ける作業をしています!
桟とは「桟橋(さんばし)」とも言われるように、元々は渡すものという意味があります。
モダンに仕上がっている天井の無節杉に ↓
このように桟を渡すことによって ↓
一気にレトロ感が生まれるのです!
このような創作と遊び心に真面目に取り組みながら、たくさんの手を加えていきたいと思います!
2021年 3月19日 金曜日
桜咲く
日ごとに春の訪れを感じ、新しい風のあたたかさが漂うような時期になりました。
小倉城も桜に包まれているようで、やわらかな春風が心地良い季節となりましたね〜
Gikenにも宮若のエイジング邸から嬉しいお便りをいただきました
今日で生後21日目を迎えたお子さまの笑顔に私共もニヤニヤしてしまい、
嬉しさ満開となっております!
今は奥様もゆっくり寝る事も出来ず、常に寝かしつけを頑張っておられる時期と思いますが、
いつもの奥様の優しい笑い声が子守歌になり、今だけの育休ライフを過ごしていただければと
思います。
また可愛いお写真をお待ちしておりま〜す!
2021年 3月18日 木曜日
焼杉
中間の大正ロマン邸の外部では、焼杉張り工事に入りました!
焦げに焦げた焼きっ放し感が、程よい渋さを醸し出しています。
古くから日本の伝統建物で用いられている焼杉は、新築でも穏やかな懐かしさを感じることができ、
年月が経つにつれ、焼杉素材ならではの凛とした佇まいを表現してくれると思います。
2021年 3月17日 水曜日
内外作業
中間の大正ロマン邸。
外部の塗り壁部分の作業が終わりましたので、
これから焼杉張りに向け、準備を進めてまいります!
内部のほうの作業も進んでいまして、和室では天井の見切り打ちもおこないました!
見切り打ちとは板の継ぎ手部分を隠す作業になりますので、
これにより板と板との繋ぎ目の細かな隙間も塞ぐことができ、見た目もスッキリと締まります。
また、食を生み出す重要な場所のキッチン壁の作業も始めました!
無垢に優しく包まれながら、家族の美味しい時間をつくれる場所として丁寧に造作してまいります。
施主様、美味し〜男子飯、がんばってくださいね!
2021年 3月16日 火曜日
財務の日
今日 3/16は財務の日とのことで、何とも言えな〜い響きの日となっているようです。
ところでお金に関する漢字には「貝」が付くものが多いですよね。
「財務」「買う」「貸す」「貢ぐ」「費用」「貯金」「資金」「硬貨」「販売」「賃貸」「購入」「贈与」「賽銭」「贅沢」「負債」「賭博」「賞金」などなど。
その理由は漢字が作られた昔の中国では、貝をお金として使用していたからとのことです。
使用されていたのは宝貝などの貴重な貝で、
貝そのものに価値があったため、お金として扱われていたのですね〜
昔から珍しい貝とされ、今でも装飾品や儀式的なものとしても用いられているそうです。
ちなみに世界最大のお金はヤップ島にある石貨とのことで、
(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Yap_Stone_Money.jpg)
小さいものでも直径30cm、最も大きいものは直径4m弱もあったようで、
石の真ん中には棒を通して持ち運ぶための穴がありますが、
重くて動かせにものはそのまま移動させずに使用されているとのことです。
実はこの石貨、本物を生で見ることができるのですよ〜
しかも福岡の百道中央公園で!
九州旅行ナビ https://www.9navi.jp/stone-age.html
これはヤップ島で実際に使用されていた貨幣で、
32年前の3/17から始まった「よかトピア」で展示されていたもので重さは4トンもあるそうです。
貴重なお金なのに警備無しで外に置きっぱなしにしても安心安全♪という世界最強のお金ですね!
2021年 3月15日 月曜日
造作柱
中間の大正ロマン邸では、昨日から引き続き付け桁と付け柱の作業に入っています!
大〜きな壁ですので、なかなか見ごたえのある付け柱になりそうですね〜
左端に写っている竪格子とも折り合いが良いため外観も際立ってくれると思います!
この柱は昔の懐かしさを感じていただくための装いになりますので、
家の強度には全く関わらない部分になりますが、
だからこそ、所々に施主様が思い描く理想を埋め込める部分でもあります。
その時々に少しでも「あっ・・」と、時代を感じていただける瞬間を創れるように
装飾を進めてまいります!
2021年 3月14日 日曜日
付け柱
中間の大正ロマン邸では、付け桁と付け柱の加工作業に入っています。
この付け柱(つけばしら)とは、家を支える構造とは関係ない柱で装飾用の柱になります。
この柱を付けることによりデザイン上の観点から納まりも際立ち、
和の雰囲気や趣きを出すための遊び心ある贅沢な装飾とも言われています。
この装飾のイメージとしては、総無垢の木の家・鞍手邸 や、
その柱を彫刻で表現した 彫刻の家・古賀邸 になります。
こちらのロマン邸でも、大正という激動の時代の中でも凛としてたたずんでいた家のことを
様々な方に教えてもらいながら、付け柱一本にも工夫をこなしていきたいと思います!
2021年 3月13日 土曜日
焼杉
中間の大正ロマン邸では、引き続き二階部分の塗り作業に入っていまして、
広〜い範囲ですので時間をいただきますが、色味が落ち着きだして希望の色味になってきました!
一階部分をぐるりと囲む焼杉ともしっくり馴染んでくれると思いますので楽しみですね〜
ところで焼杉とは、杉を焼いて表面を炭化させて腐食に耐性のある頑丈な木に仕上げたものです。
焼くことで防虫効果や防腐効果の炭化作用が始まり、厚い炭化層で熱伝導率が低くなるため、
木材特有の調湿効果を発揮してくれます。
見た目もかなりセンスよく表現されますので、
イメージとしては 総無垢の木の家・遠賀邸のような焼杉の壁になります。
中間邸では大正時代にふさわしい装いを施していきたいと思います!
2021年 3月12日 金曜日
楢(なら)の木
中間のロマン邸では今日も内部作業がかなり進みまして、
二階寝室やウォークインクローゼットの造作も良い仕上がりに近付いています。
壁はレッドウッドで、天井は国産の楢(なら)を使用しています。
楢は先日の日記(2/13 ↓ )にも書きましたが、すずちゃんの部屋にも使用している木ですね!
圧倒的な生命力で他の樹種をも寄せつけずに豊かな森林を形成する木ともされ、
「キング・オブ・ザ・フォレスト(森の王様)」と呼ばれる木のことになります。
成長するのに長い年月を要しますので、その年月分の水分を乾燥させるための処置や保管には
長い時間と手間がかかりますが、進化した繊維組織を持ち合わせていますので、
木質はとても固く重厚で粘りもかなり強く、高級家具の材料に用いられるほか、
曲げ木加工にも最適な木とされています。
洗練された木目や、繊細な色味や木目に大〜きくゆっくり包まれながら、
楢の経年変化を毎日一緒に感じていただければと思います。
2021年 3月11日 木曜日
内外造作
中間の大正ロマン邸の内部では、引き続き和室の造作を進めています。
押入れ内部の壁は節ありの大分杉を張り詰めていますので
押入れ内でもしっかりと調湿効果を発揮してくれると思います!
また、腰板の無節杉張りも進んでいますので、壁の造作も楽しみであります!
外部でも井上が塗り作業に入っていまして、
右側部分を塗ったところまで進めています。
また、今日も施主様に見てもらうことができまして、
嬉しいお言葉にとてもパワーをいただきました!
ま〜だまだ特徴ある表情が生まれてきますので、
奥様とすずちゃんとご一緒にその変化を楽しんでいただければと思います!
2021年 3月10日 水曜日
杉
中間の現場の和室では仏間の壁張りを始めました。
この部分は大分杉を使いますので、細かい木目と濃い赤身の艶が
落ち着いた雰囲気を醸し出してくれると思います。
腰板には無節の杉を張っていきますが、
吹き抜け天井にも使用している杉になります!
無節の杉はたいへんな手間をかけられて作られたものですので、
天井同様に杉の経年美をずっと楽しんでいただきたいと思います!
また、外部の作業も進んでいますが、一階部分には焼きっ放しの黒の焼杉を張っていきます。
昔ながらの焼杉で、日本の古い町並みに似合うような表現をしていきたいと思います!
2021年 3月 9日 火曜日
造作
中間の大正ロマン邸の内部では和室の造作も進んでおりまして、
壁に張る腰板の下地工事を始めました。
また、外部でも壁の創作や塗りを上から下へと
徐々に進めていますので表情が少〜しづつ変わりつつあります。
塗り作業をしている井上ですが、最近13キロのダイエットに成功したおかげで
長い時間正座をしたまま仕事ができるようになってます!
成長ですね〜
「邪魔な肉がなくなったから楽になった♪」だそう。
二階からヒラリと降りることができるくらいまでもう少し頑張らせますね!
2021年 3月 8日 月曜日
調和
中間の大正ロマン邸では、破風や軒裏に続いて壁の調色をおこなっています!
まずは特殊な虫籠格子(むしこごうし)の部分から
始めていますが、
ここでも世界に一つだけの大正浪漫カラーの色味が馴染みつつあります。
現代の機能を備えた家に伝統を表現する姿を融合しながら、
ゆっくりと調和を作り出す創作に取り掛かってまいります!
2021年 3月 7日 日曜日
大正時代
中間の大正ロマン邸では、昨日塗り終えた破風軒裏が少〜しずつ馴染みだし、
安定した雰囲気になりそうですので楽しみに待ちたいと思います。
ところで大正時代といえば今から約100年前の1912年(大正元年)〜1926年(大正15年)の15年間。
それまで洋食とは縁のなかった庶民の食卓にまで影響が及ぶほどのスピードで洋食が広まり、
カフェやレストランが急成長し、カレーライス・とんかつ・コロッケは大正の三大洋食と呼ばれ、
それにオムレツも連なって人気を博したとか!
当時のカレーライスの値段は15年間を平均すると約7銭から10銭。
アンパンは1銭から3銭。
米10キロ 1円から2円
大正9年のはがき 1銭5厘
大正3年の東京3LDKの家賃 5円20銭
初任給は20円から50円
などなど比較するものによって計算結果はまちまちですが、
3000倍から20000倍にした数字が現在の価値に相当すると考えられるとのことです!
遠い昔のように思えても、祖父母や曽祖父母の生活を連想すると、
そう遠くもない時代のように思えます。
当時の様々な暮らし方を想像しながら唯一無二の創作を施していきたいと思います。
2021年 3月 6日 土曜日
造作
中間の大正ロマン邸では内部造作を進めていまして、
和室の畳寄せ施工をおこないました。
畳寄せとは畳と壁の間にできる隙間を埋める横木のことで、
これによりピッタリと畳が納まります。
階段では手摺りを入れるための刻み加工も始まり、
壁の四隅などに使う見切り材も大量に加工をしていますので、
どんどん作業を進めていきたいと思います!
また、外部でも破風軒裏塗り工事が完了しました!
落ち着いた浪漫カラーに調合できましたので馴染んでいくのが楽しみです!
そして今日は土曜日ですので、すずちゃんが現場に来てくれました〜
かっこいいお家を作るからもう少〜し待っててね!
2021年 3月 5日 金曜日
玄関工事
中間の大正ロマン邸では玄関の蔵戸を搬入する準備に入りまして、
引戸枠の取付工事に入りました!
昔の職人が作った伝統ある蔵戸の雰囲気を壊さぬように微調整をおこないまして、
新しい大正浪漫の家に馴染ませていきたいと思います。
また、外部では軒裏塗り工事を進めながら、
外壁塗りの準備も整いましたので、
レトロ感漂う外観を創り上げていきたいと思います!
2021年 3月 4日 木曜日
階段掛け工事
中間の現場では、杉の無垢階段の掛け工事が進んでいまして、
棟梁オリジナルのなかなか豪快な階段の造りになっております!
また、杉をふんだんに使っていますので、かなりの森林効果がすでに発揮されています
木の香りには、心にバランスと静けさを与え、身体もリラックスさせる作用があることから、
血圧や脈拍や交感神経を整える効果があると言われています。
特に杉の独特な香りが好まれることが多いようで、
呼吸が深くゆっくりになり安眠効果にもつながることから
鎮静作用や免疫調整作用もあり身体を癒してくれるとのことです。
そのことから最近では診療所や校舎や園舎にも木をふんだんに使う建物が
増えてきたとのことですので施主ご家族にも自然の力をたくさん感じていただきたいと思います!
2021年 3月 3日 水曜日
祝!
いつも見学などでもお世話になっている宮若のエイジング邸に
可愛いお子さまがご誕生されました〜!
技建一同、パパそ〜っくりのお子さまのご誕生に心からお祝い申し上げます!
かっこいいパパの背中とほがらかなママに包まれながら、
愛溢れるにぎやかな新生活になりますようお祈りいたします
また、筋肉自慢のチャー坊との成長記録も楽しみにしたいと思います!
2021年 3月 2日 火曜日
虹
最近は天気がコロコロ変わるので、外部作業の段取りにも困ることがありますが、
だからこそ虹を間近で見れることが増えたようですね!
ま〜だしばらくは気温の変化が激しいようなので上着だけにはお気を付けください!
また、中間の大正ロマン邸では二階の各部屋の造作にも入りまして、
階段の掛け工事にも入りました!
もちろん加工から全て手作りの杉の無垢階段を仕上げていきますので
棟梁の心意気を感じていただければと思います!
2021年 3月 1日 月曜日
土間
中間の大正ロマン邸では、和室の造作が進んでいまして、
欄間の枠の取付工事を始めています。
欄間は通風と採光のために装飾を施したもので、
昔から日本建築の建具の一種として天井と鴨居の間に存在するものです。
それに連なる和室の壁も、創作前の下地ボード張り工事に入りました。
どのように調和していくのかをじわ〜りじわりと感じていただければと思います!
また、日本の伝統的な仕様のひとつとされている「土間」の作業にも入っています!
最近ではこの土間の魅力が再認識されたことにより注目を集めていますが、
現在でも歴史的な長屋建物などで見ることができます。
ちょっと腰をかけてくつろいだり、来客対応の場となったり、
玄関と庭と部屋をつなぐ利便性の高い通路としてとても重要な動線とされていましたので、
その土間の魅力や特徴を今の暮らしに取り入れながら、より良い空間の家を目指していきます。
土間はガラス張りにしていますので、テーブルやイスを置いてカフェスペースにしたり、
家事スペースにしたり、スズちゃんのプレイテーブルとしても大活用していただき、
ちょっとした魚焼きやバーベキューなども楽しんでいただけると思います!
また、玄関ではゴタゴタしやすい自転車やアウトドアグッズやお子さまの活動グッズなども
持ち運びしやすいスペースになるように作っていきます!
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